2011年6月12日日曜日

【読書メモ】環境を“感じる”―生物センサーの進化 (岩波 科学ライブラリー)

環境を“感じる”―生物センサーの進化 (岩波 科学ライブラリー)
郷 康広 颯田 葉子
岩波書店
売り上げランキング: 110260

 この本は、一年前に成毛さんの書評で紹介された本。長らく購入候補リストに入っていたけど他の本を読んでいてなかなか買えなかった。今回やっと購入。

6/14 追記
 本ブログにリンクも貼らせていただいている森山和道氏の書評サイトにも最近取り上げられてました。

 やや薄めの本だけど、値段はそこそこ。見る、聞く、嗅ぐといった感覚器について書いてある。色覚異常についての下りは興味深い。色覚異常は女性よりも男性のほうが多い。女性はX染色体を二つ持つが男性はXとYそれぞれ一つづつ。色覚異常でもっとも多い赤型オプシン、緑型オプシンはいずれもX染色体上に存在するから。
 他にも、辛さを感じる器官は味覚ではなく温度を感じる感覚器であることなど。
 比較的噛み砕いて説明してくれてるから読みやすい。

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