2011年2月20日日曜日

【読書メモ】キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる




昨年(2010年)、ソフトバンクの孫社長と「光の道」についてUstream上で議論を行ったITジャーナリスト佐々木俊尚氏による本。キュレーションとは、「無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。」と定義してます。

本書は手にとってまず新書にしては分厚くて、「おっ」と。その理由はキュレーションについて実際の例を丁寧に説明するなかで解説しています。著名ギタリスト(と言っても、日本では知名度の低い)を日本に呼んでいかにイベントを成功するかといった話、フォースクエアによるお店の情報共有の話、アウトサイダーアートの話など。

それらの逸話は、無数の情報の中から自分の価値観・世界観に基づいて拾いあげて、新たな意味を与えて多くの人と共有するということに繋がっていきます。

ツイッターで自分が得た情報を知人に共有するときにも、無意識に知人にキュレーションを通じて共有しているなと感じます。おすすめです。

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