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2011年8月23日火曜日

【読書メモ】「燃料電池」のキホン (イチバンやさしい理工系)

「燃料電池」のキホン (イチバンやさしい理工系)
本間 琢也 上松 宏吉
ソフトバンククリエイティブ
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 小飼弾氏の書評ブログで取り上げられています。
 福島原発の事故以来、いろいろなエネルギー源に関する書籍を読みあさる日々です。やや食傷気味となったので一旦歴史物に逃避(笑)してたので時間がかかってしまった。でも、燃料電池に関してはクルマの新しい動力源の一つでもあるので、買ってみた。
 絵がカラフル過ぎてかえって疲れたな〜。もう少し簡単な絵にしてくれるとありがたい。

2011年8月20日土曜日

【読書メモ】極限の科学 (ブルーバックス)

極限の科学 (ブルーバックス)
伊達 宗行
講談社
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 これも成毛さんのブログから。なんとかついていった(?)けど、「ボーズ凝縮」あたりから怪しくなってきた(笑)

 この本では、極限状態を温度、圧力、磁場の3つの視点から述べているけれども、正直あまりに自分の触れる世界とかけ離れすぎて実感がわきにくく難しい。部分的に印象的だったところを抜き出すとこんな感じ。

 温度の章では、熱力学の三法則では「エントリピー」がでてきた。ああ、マックスウェルの悪魔にも出てきたぞ。やっぱりここでも出てきたか。
 圧力のところでは、高圧を加えると半導体やイオン結晶のような電気伝導のよくない物質が金属化する。ダイヤモンドが例に挙げられているが、3500K以上、13万気圧という途方もない環境である。
 磁場は自分の中で最もイメージしにくかったので難しかった。。。。

2011年8月19日金曜日

【読書メモ】球体のはなし

球体のはなし
球体のはなし
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柴田 順二
技報堂出版
売り上げランキング: 413839

 こちらは成毛さんのブログから。読み終わって振り返ると、印象的だったのは序盤に紹介されていた球体に関する歴史についての記述だった。
 球体の歴史は、主に金属を加工して作成した球体(軸受等に使用)と、ガラスレンズを加工して作成した玉(ぎょく)の作製に遡る。
 玉の作成技術は中世には眼鏡制作の技術へ生かされる。19世紀後半には軍でも専用の製造組織が作られる。後に軍の要請で、今ではおなじみ、東京光学(現㈱トプコン)、日本工学(現㈱ニコン)が設立されて近代光学産業の基礎となる。
 玉軸受は、のちに自動車政策へ生かされる。これは、自動車ショーの部品メーカーのブースを眺めているといろいろわかる。
 結局、厳密な意味での完璧な真球を作成するのはほぼ不可能で、作製方法も機械化されているとはいえ、昔とあまり変わっていないようです。

2011年7月31日日曜日

【読書メモ】奇跡の生還を科学する 恐怖に負けない脳とこころ

奇跡の生還を科学する 恐怖に負けない脳とこころ
ジェフ・ワイズ
青土社
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 こちら、HONZ.JPで取り上げられた本。非常事態の時に冷静に行動するにはどうすれば良いのか。何かヒントがあるかもしれないということで、興味をそそられた本。で、結論から言うと、近道はなく、非常事態でも反射的に正しい行動ができるようひたすら訓練する、そして、そのような状況を楽しむように受け入れる、しかないようです。

 この本では、熊に襲われ、生還したヒトの話、何十年もの経験を積んだ舞台俳優が、舞台で緊張のあまり、台詞を忘れてしまう話、操縦した飛行機が墜落しかかったが驚くべき冷静な対応で生還した人の話など、いろいろなケースを取り上げて、どうすれば非常時に冷静に行動できるかを探っている。

 印象的だったことのメモ。

・激しい恐怖とうまく付き合えるかどうかは前頭皮質と扁桃核の調和にある。扁桃核は興奮させる側、前頭皮質は抑制する側。
・ストレスを感じると、意識、無意識にかかわらず、交感神経の働きで呼吸は速く、浅くなる。その結果、血液中に酸素が溶け込みすぎて、二酸化炭素の濃度が低過ぎになる。このようにアンバランスが起きると血管が収縮するので、脳では逆に酸素が不足する。その結果、呼吸が速く、浅くなる。そして過換気がおきて頭がくらくらになる。これらの症状を回避するすべは無く、ヒトは無意識のうちのそのような状況になるところを避ける様になる。
・舞台恐怖の解決方法として認知行動療法が挙げられる。恐怖心と向き合い、自信を育てていくことで舞台恐怖を克服する。
・恐怖は恐れるのではなく、恐怖を仲間にする。克服するのではなく、かといって味わう場面を避けるわけでもないと考えることが良い。

2011年7月18日月曜日

【読書メモ】放射線のひみつ

放射線のひみつ
放射線のひみつ
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中川 恵一
朝日出版社
売り上げランキング: 343

 この本は、小飼弾氏の書評ブログで取り上げられたもの。まずは基礎知識として「日本は原子爆弾をつくれるのか」を読んだけど、これ一冊だけではまだまだ足りない。かといって、いま巷にでている放射能の本は、どれが読みやすいのやらよくわからない。しかも執筆者の原発へのスタンス・出版タイミング(福島原発事故の直後)によってまともな書籍がどれか判断できない。。。。というところ、小飼弾氏の書評を参考にさせてもらった次第。
 ちなみい、作者は中川恵一という東大病院の放射線科に務める医師。チーム中川のヒトです。

 読んでみると、実にわかり易い内容。単に危険性だけでなく、富士山頂や飛行機による被爆量なども示してくれてる。これがわかれば、むやみに怖がることはないだろう。

【読書メモ】新装版 マックスウェルの悪魔 (ブルーバックス)

新装版 マックスウェルの悪魔 (ブルーバックス)
都筑 卓司
講談社
売り上げランキング: 2599

 本書を何で知ったかは失念(^^ゞ かなり昔の本ですが、たいそう売れたようです。

 まず、おもしろい。普段接する何気ない現象をいろいろ掘り下げていく。確率論を用いて、起こるべくして起きたというところはなるほど。。。この本を読んだ後、普段の何気ないことも、運の良し悪しじゃなくて、確率論としてどうなのか、なんてふと考えるようになった今日この頃です。

2011年7月10日日曜日

【読書メモ】数学的思考の技術 (ベスト新書)

数学的思考の技術 (ベスト新書)
小島 寛之
ベストセラーズ
売り上げランキング: 6804

 小飼弾氏の書評Blog で絶賛されていた本。

 読んでいてなるほどと思った。普段接する身近な場面で、自分としてもなんとなく分かっているけれでもうまく説明できないことがあったけど、これ読んですっきりした。

 後半の村上春樹の小説のところは自分が小説を全く読まないのでいまいち読んでも頭に入ってこななかった。反省。

2011年6月20日月曜日

【読書メモ】博士のエンジン手帖―エンジンはほんまはこうなっとる! (モーターファン別冊 MFi叢書)


 この本は、マツダの元技術者で現在は自らエンジン研究所を立ち上げている畑村氏によるエンジンに関する蘊蓄(笑)。読んでいると、小排気量+過給器をプッシュしていることがよくわかる。どうも、マツダのSKYACTIVEもその性能を評価しつつ、なにか言いたそうなそんな気がする。。。

 自動車雑誌に載っている内容より一歩踏み込んでいる。当然、その手の本は他にもあるけれど、この本の面白いところは、時代背景を踏まえてメーカーの戦略、設計思想に踏み込んでいるところ。なぜこの時期のこの車種に、このタイミングでこのエンジンなのかなど。こういうことがわかれば、自動車メーカーの新車販売もメーカー戦略の観点からいろいろ探ることができる。この辺知っておくと、ディーラーでの営業さんと会話弾む。。。かもしれない。
 

2011年6月19日日曜日

【読書メモ】とんでもなく役に立つ数学

とんでもなく役に立つ数学
西成活裕
朝日出版社
売り上げランキング: 740

 ちょうど、この本のまえがきを読みすすめると「渋滞学」って文字があったので確認すると、今読んでいる本のなかに「渋滞学」がありました。あらら、作者一緒だ。

 たぶん、これが基礎。まずは、概念から。数学の地図ってところがよかった。これをとっかかりにいろいろ数学関係の本を読み解いていこうと。本書は読み易くていいです。作者が同じなせいか、渋滞学のこともちらほら出てきます。

2011年6月12日日曜日

【読書メモ】いまだから知りたい 元素と周期表の世界 (じっぴコンパクト新書)

いまだから知りたい 元素と周期表の世界 (じっぴコンパクト新書)
京極 一樹
実業之日本社
売り上げランキング: 19136

 東日本震災以来、放射能に敏感になり、「日本は原子爆弾をつくれるのか」を読んだ。そこから、周期表の知識を深めるためにたまた小飼弾氏の書評ブログで紹介されてたのが本書。

 この本は、周期表の元素それぞれにページを割いている。飽きちゃうかと思ったけど最後まで読めました。一つ一つの元素についての解説はもちろん、材料共有の背景なども書かれてて興味深い内容。一回読んでおしまいじゃなくて都度参照する辞書みたいに使ってもいいと思った。

【読書メモ】環境を“感じる”―生物センサーの進化 (岩波 科学ライブラリー)

環境を“感じる”―生物センサーの進化 (岩波 科学ライブラリー)
郷 康広 颯田 葉子
岩波書店
売り上げランキング: 110260

 この本は、一年前に成毛さんの書評で紹介された本。長らく購入候補リストに入っていたけど他の本を読んでいてなかなか買えなかった。今回やっと購入。

6/14 追記
 本ブログにリンクも貼らせていただいている森山和道氏の書評サイトにも最近取り上げられてました。

 やや薄めの本だけど、値段はそこそこ。見る、聞く、嗅ぐといった感覚器について書いてある。色覚異常についての下りは興味深い。色覚異常は女性よりも男性のほうが多い。女性はX染色体を二つ持つが男性はXとYそれぞれ一つづつ。色覚異常でもっとも多い赤型オプシン、緑型オプシンはいずれもX染色体上に存在するから。
 他にも、辛さを感じる器官は味覚ではなく温度を感じる感覚器であることなど。
 比較的噛み砕いて説明してくれてるから読みやすい。

2011年6月5日日曜日

【読書メモ】渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)
渋滞学 (新潮選書)
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西成 活裕
新潮社
売り上げランキング: 9325

 この本は、成毛眞さん主催の「本のキュレーター 勉強会 第4回」で紹介された本。当日の様子を伝えるブログは(リンクあり)、東えりかさんの書評ブログ「本読みの理不尽」を読んで、興味を持った。

 最初、本書を手にとったときはクルマの渋滞について書かれている本かと思ったけど違った。渋滞というメカニズムに焦点を当てている。だから、クルマの渋滞の他にも人の渋滞やアリの渋滞、はてはインターネット上の情報の渋滞にも触れている。

 そして、渋滞を表すモデルとして、ASEP(エイセップ)やセルオートマトンといったモデルを紹介している。渋滞は、ニュートンの基本三原理(慣性の法則、作用=反作用の法則、運動の法則)が適用できない点で難しいらしい。なぜなら、渋滞を構成するひとつひとつの要素(人や車など)が意思を持って動くから。なるほど。

 個人的には、満員電車から出ようとしてもなかなかでられないのは「アーチアクション」によるもので、すごく納得。めがね橋はこの力を応用したものとのこと。今度、友人との酒のみネタとしよう。(笑)

2011年5月29日日曜日

【読書メモ】統計数字を読み解くセンス―当確はなぜすぐにわかるのか?(DOJIN選書27)


 この本は、小飼弾さんの書評サイトで紹介された本。統計学の本はダレル・ハフの「統計でウソを付く方法」(リンク併記)を学生の時に読んで以来だなと。

 「相関関係がある」とグラフを見せられ、あたかも示された内容が原因かのように示される。でも、「相関関係」と「因果関係」は違う。そもそもそのグラフのデータはどのように取得したのか。もともと偏ってない? 安易に信じずに疑うことに気づく。もちろん、これ以外にもいろいろ。

 でも、この手の本は面白そうなんだけど、自分自身まだ消化しきれなかった。いや、単純に数式が苦手なだけです。もう少しこの手の本を読んでみようと思いました。

「統計で嘘をつく方法」

統計でウソをつく法 (ブルーバックス)
ダレル・ハフ
講談社
売り上げランキング: 3910

2011年5月22日日曜日

【読書メモ】水を科学する

水を科学する
水を科学する
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川瀬義矩
東京電機大学出版局
売り上げランキング: 291693

 この本は、身近な「水」について触れた本で、正直、漠然としすぎて、書店で手にとったときは、どんなことが書かれているのか不安半分、期待半分。正直、難しかった(泣)

 軟水やら硬水といったことについて触れていることは予想どおり。「波動水」やπウォーターなんかも「機能水」というくくりで触れてますが、こちらは科学的根拠が不明とのこと。なるほど。洋服の汚れがなぜ落ちるのかとか、光触媒とか面白そうな話題にも触れてます。ただ、説明にある化学式とかもう少し噛み砕いて欲しかったなぁ。初心者としては。

 海洋資源に発展してメタンファイトレードにも触れてますが、こちらも、化学式が当たり前のように登場しますが、ある程度の知識がないとちょっと辛い。図、表もふんだんに掲載されてますが、それらについての解説がだいぶ省略されてるのでちょっと自分のような化学初心者には難しい。

 

【読書メモ】知っておきたいエネルギーの基礎知識 光・電気・火力・水力から原子力まで各種エネルギーを徹底解説! (サイエンス・アイ新書)


 この本は、以前読んだ「知っておきたい太陽電池の基礎知識 シリコンの次にくるのは化合物太陽電池?有機太陽電池でみんなが買える価格に? (サイエンス・アイ新書)」と同じ著者 齋藤勝裕氏によるもの。「太陽電池の〜」が周期表も交えて原子・電子の基礎の基礎からじっくり説明していたのですが、この本は、化学式がいきなり出てきたり、やや難しかった^^;

【読書メモ】メタルカラーの時代〈2〉 (小学館文庫)

メタルカラーの時代〈2〉 (小学館文庫)
山根 一眞
小学館
売り上げランキング: 337541

 この本は、1993年に出版された最初のハードカバー版の3分割された文庫版のうちの一つ。説明が難しいけれども、身近にある工業製品の開発者が語る苦労話とでも言うべきか。

 僕はこの本を小飼弾氏の書評で知った。ちょうど、東日本地震の後、電力不足が叫ばれ、関西から関東に電気を送電したらいいのにというTwitterでのツブヤキに、氏がそう簡単にいかない事情がある。ということで本書を薦めていた。

 内容は今から20年近く昔の本だけど、いろいろな苦労話は読んでいるだけで面白い。僕が特に興味を持ったのは、東京都庁周辺にある東京ガスの施設にはジェット機のエンジンを使った発電機があること。ジェットエンジンをジェネレータとして利用する。日銀の金庫を爆破する話も金庫を作る側の話と合わせて収録されていて絶対に爆破できる側と絶対に破れない側との主張のぶつかり合いが楽しい。東京ドーム建設の話では、その素材の由来がおもしろい。これは、第二次世界大戦時のレーダードーム技術の延長線にあることなど。ここでも軍事技術がでてきた。

2011年5月15日日曜日

【読書メモ】チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る

チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る
大河内 直彦
岩波書店
売り上げランキング: 4812

 本屋でこの本を見つけて、「えっ。。こんな厚い本なのか」ってぐらい面食らいました。しかも出版社はあの岩波書店。しかし、内容はとても読み応えがあって、しかも分かりやすく、読んでいておもしろい。

 この本は、多くの研究事例を紹介しながら気候変動の原因をたどっていく。地球の自転軸、公転軌道と太陽の関係から、年代測定の方法としての酸素同位体温度計、放射性炭素年代法。。。。そして、海洋深層水にふれていく。内容は盛り沢山ですが、楽しい。僕のような読書初心者でも、どんどん読み進められる。

 放射性炭素年代法ではマンハッタン計画に触れている。ちょうど、「日本は原子爆弾をつくれるのか」を並行して読んでいたので、原子・電子の知識はここでも重要だなと認識した次第。

 温暖化という言葉を聞いて二酸化炭素が原因だなと漠然としか浮かばなかったけど、この本を読むといろいろな要因が絡んで、問題はそんな単純じゃないことがわかります。



 

【読書メモ】日本は原子爆弾をつくれるのか (PHP新書)

日本は原子爆弾をつくれるのか (PHP新書)
山田 克哉
PHP研究所
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 ちょうど、二ヶ月前に震災があり、この記事を書いている今は、福岡第一原子力発電所の放射能漏れが大変なことになっている状況です。メディアでも原発の放射能被害について頻繁に報道されています。(ちょうど、被害がレベル7になった)

 そんな中、本書は、2009年2月に成毛氏の書評で一度取り上げられ、再度取り上げられたもの。日本が、原子爆弾を作成できるのかというタイトルだが、原子力発電とは?、原子力発電とは?、放射能とは?といったことがひと通り書かれてます。

 「軽水炉」とか「ウラン235」と「ウラン238」とか「遠心分離機」とかニュースで聞いたことのある単語が出てきますが、それらがどういうもので、原子爆弾作成にどのように関連するのかがわかります。

 ここで以前書いた「知っておきたい太陽電池の基礎知識〜」で、原子、電子の基礎の基礎を読んでいたのですが、読んでてよかった。(^^ゞ ここで読んだ知識がとても役に立ちました。ウラン、プロトニウムそして、アルファ崩壊、ベータ崩壊など、もう電子・原子の知識の復習。

 広島、長崎に投下された原子爆弾。それの製造計画:「マンハッタン計画」。これについての記述を読むと、アメリカの傾注ぶりの凄さがわかるとともに、アメリカはその研究成果を確認するため、先の大戦ではなんとしても原爆を投下したかったんじゃないのかなと、感じてしまう。

 じゃ、日本は原子爆弾を作れるのか?技術的には可能だが、相当困難。法律、国民感情を踏まえると、無理でしょうというのが僕の感想。まず、開発のための予算が通らないんじゃないでしょうか。

2011年5月8日日曜日

【読書メモ】選択の科学

選択の科学
選択の科学
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シーナ・アイエンガー
文藝春秋
売り上げランキング: 838

 厚さにビビってましたが(笑)、とても読みやすく、内容も納得の一冊。「選択」を自分で行った場合、他人に委ねた場合とでの満足感等、いろいろな観点で調査した結果について述べられている。選択肢が多いと購入率が下がるという有名な「ジャムの研究」についても触れられている。

 その他に印象的だったものを抜粋すると、
 九つの宗教(原理主義、保守主義、自由主義)の信者へのインタービューを行ったところ、多くの日常的な規則を課す原理主義に分類された宗教の信徒は他の宗教の信徒よりも宗教により大きな希望を求め、逆境により楽観的に向き合い、うつ病にかかっている割合も低かった。
 →制約は必ずしも自己決定感を損なわず、思考と行動の自由は必ずしも自己決定感を高めるわけではない。

 日米のそれぞれ100人の大学生に自分が決めたいこと、決めたくないことをたずねたところ、アメリカ人は日本人に比べ様々な事柄を自らの意志で決めたいと思う傾向が強い。逆に日本人はアメリカ人よりも決めたくないと挙げた項目の数がアメリカ人よりも多い。
 →文化的背景は選択を行う方法にも影響を及ぼす。

 自分は周囲の人とどのくらい似ているところがあるか?という質問に「それほどない」という答えが多いが、周りの人達は、あなたとどれくらい似たところがあるか?という質問には類似点が多く上がる傾向となる。
 →人はその他大勢と区別されるほどは特殊でいて、定義可能な集団には属していたい。

 バイアスに左右されない選択をするには、熟慮システムを通じて、ヒューリスティック(経験則)を利用または誤用した経験を一つひとつ検証し、分類する。自分がなぜ特定の選択に到達したかを自問自答する。
 →より良い選択をするには

 神話学者「ルイス・ハイド」:値踏みする者は、値段をつける対象から距離を置かなければならない。
 →選択が人に悪影響をおよぼすことがある。それらを避けるには、選択のプロセスを自分に有利に変えること。具体的には、冷静な判断ができないときは他人に選択を委ねるなど。


 

2011年5月3日火曜日

【読書メモ】知っておきたい太陽電池の基礎知識 シリコンの次にくるのは化合物太陽電池?有機太陽電池でみんなが買える価格に? (サイエンス・アイ新書)


 東日本地震で、注目をあつめている(と思われる)太陽電池。自分も、気になっていたので、読んでみた。

 なるほど、シリコン自体は、資源として豊富にあるけれども、太陽電池に使用するシリコンは純度99.999999999(11個=イレブンナイン)でなければならないわけです。そして、そのようなシリコンに加工するには大量の電気エネルギーが必要になる。

 この本では、まず電気についてが述べられている。原子、電子について丁寧に書かれており、昔習った、周期表もでてくる。そして、不純半導体(n型、p型)。これがすべての基本。そしてここからなぜシリコンなのか、シリコン以外の材料を使った太陽電池へ展開する。

 これを読み終わった後に、なんでもっと太陽電池を普及させないんだと思っていた自分が恥ずかしくなりました。いろいろな問題(純度の高いシリコンを作るために大量の電気が必要だとか、代替材料による太陽電池も、レアメタルが必要になるとか。。。)があるわけです。今すぐに太陽電池を普及というのは難しいのかなというのが僕の感想。